レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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2011-01-01から1年間の記事一覧

今年も終わり

今年は大きな出来事がいろいろありました。人生で二度も震災を目の当たりにするとは思いませんでしたが、運よく夫婦ともに大阪に帰っているときでほとんどの難を逃れられました。 個人的に、昔から小さな運はとても悪いくせに、大きな運はとても強いというジ…

4年前の教え子と飲んだことについて

4年前、僕がまだ新米の講師だったころに教 写真は、当時研修おわりにもらった色紙。たった1ヶ月ちょっとしかおしえてないのに、4年たっても誘ってくれるなんて、ありがたい仕事をさせてもらってるもんだ。 皆大人になって、結婚してたり転職してたり子供がも…

デバイスのマッシュアップ?クラウド+面白デバイスを使って何かできないか?ということで、クラウドコラボードという製品をリリースしました。

苦労した製品がリリースになりました。 名前は、「クラウドコラボード」と言います。まずは宣伝っぽいですが、どういうものなのかを説明します。 製品の特徴 市販されている一般的なホワイトボードに取り込み装置を取り付けることにより、ホワイトボードにペ…

IT業界に現れた第6の世界

Joelの5つの世界というのをご存知だろうか。 (知らなければ是非、一読を→Joel on Software - 5つの世界)5つの世界というのは −パッケージ −インターナル −組み込み −ゲーム −使い捨て の5つである。このところは、スマートフォンアプリ開発という第6の…

うるう年の計算でみる、生産性の倍率

製造工程の生産性を、うるう年計算の取り組み方を例に考えてみよう。 簡単なロジックの例として「うるう年計算」をモチーフにしてますが、 よくあるプロジェクトの機能要件(たとえば「原価計算」とか「月次精算」とか)に置き換えて読んでください。 ダメダ…

人月は悪どころか、ものすごい善かもしれない

人月計算は、悪だ。 という話はソフトウェア産業にいるエンジニアだったら、誰でも聞いたことがあるだろう。よく言われる人月計算の悪とは、管理者の意識から個人個人の能力差などの情報が失われることが根本だと僕は考える。 悪影響の一例としてエンジニア…

SI開発におけるヒトとカネの話

エンジニアやりつつ、経営や営業をやっている。 このところずっと思っていることがある。 ソフトウェア開発という仕事の成否について、 失敗するのは金の使い方によってであり 成功するのは人の集め方によってである。 プロジェクトは、開発プロセスや、フレ…

渋谷に事務所を移転しました。

東京新事務所を昨日(11月30日)移転しました。 表参道のお洒落な場所もよかったけれど、渋谷はやっぱり便利ですね。渋谷のクロスタワーの近く、六本木通りと青山通りのクロスするあたりです。新住所、新電話番号は以下です。150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2…

あ、100万PVいった。

100万PVいきました。いつも読んでくださってる皆様、本当にありがとうございます。でも、このぐらいのPVだったらちょっとしたニュースサイトなら1か月とかで行くんでしょうね。世の中でっけーですね。今後も頑張りたいと思います。

何の為にSIの仕事してるかって? 戦友達と飲むために決まってる。

本日は、たのしくてしょうがない。というのも苦しい日々を分かち合った人達と久々に飲んだからだ。仕事をしている中で、最大の楽しみは結局、古い戦友と深い傷の話をして酒を飲むためだと思ってる。お金に対する執着は、ある程度生きていける目処がついたら…

CoherenceのPOF形式でシリアライズされたオブジェクトのサイズ見積もりツール

最近も時々Coherence関連をやっています。そんな中、久々のJavaコード。CoherenceではPOF形式を使うのが当たり前って感じですが、サイズの見積もりとか難しかったりしますね。ということで、POF形式のオブジェクトのキャッシュ上のサイズをしりたい。 しかも…

iPhone/iPadシュミレーターのカメラロールに動画を登録する方法

iOS

iPadの動画アプリを作ってるんだけど、iPhone/iPadシュミレーターを使っているとカメラロールに動画が登録できなくて困る。 普通の方法ではできないっぽいが、ちょっと裏技っぽい方法を編み出したので紹介する。 1.準備) 動画ファイルを作る。 iPhone/iPadで…

速読に頼らず文章を噛み締めながら、しかし10分の1の時間でビジネス書を読む方法

僕は読書が好きです。良い本にであうと、心が揺さぶられますよね。その心が揺さぶられる感覚が好きだから、読書が好きです。揺さぶられて、その後色々と想いが駆け巡る感覚になります。 たとえば自分の仕事に直結するような良い本にであうと、その本で得た感…

ホント信じられないDB文化だけど、統計情報固定化はマジでアリ

信じられないDB文化「固定長DB」でもあうんです。大規模コンシューマ向けサービスのRDB設計 - 山本大の日記に引き続き、大規模コンシューマ向けサービスのRDBの意外な使い方について。僕らのサービスでは、統計情報を手作業でセットして固定化していた。こん…

結局ギークでスーツが最強だろう。エンジニアキャリアパスの行き着く先には経営が待ってる

エンジニアのキャリアパスの果てには、経営が待っている。すべてのエンジニアは、経営者となるべきであり経営者にとって必要な資質は、プログラミングスキルばかりではない。営業、マーケティング、リーダーシップ、統制。 中途半端な開発者でこれからも居た…

サムライエンジニアと竜馬の教え

幕末においてサムライはまず剣の道を追求し、そしてチカラを背景に政治的偉業を成し遂げた。坂本竜馬は、若い頃、剣道「北辰一刀流」の免許皆伝を得て、名を知られるようになった。しかしながら、結局の所、武力を全面に成り上がったのではなく、武力を背景…

新米PMさんの共通の疑問、「プロマネとは何をする人ですか?」への解答

新人教育の中で集大成といえば、模擬開発を実際のプロジェクトさながらにチームを組んで取り組むというグループワークである。 今日は僕の教え子らの開発演習の成果発表に参加してきた。 この演習の中で最も重要なポジションを担うのは、PM役のメンバーだ。…

RDBのバッファキャッシュが固定長のDBでも90%以上ヒットする理由

拙著エントリー信じられないDB文化「固定長DB」でもあうんです。大規模コンシューマ向けサービスのRDB設計 - 山本大の日記についたコメントで、以下のようなものがあった。 個人的には「固定長にすることでのCPUコスト」よりも「固定長にすることでのI/Oコス…

分散KVS設計の苦労ポイントTop 4

さて信じられないDB文化「固定長DB」でもあうんです。大規模コンシューマ向けサービスのRDB設計が、割とウケたので分散KVSの導入の話も書こう。前エントリのブコメなどでもKVSでいいんじゃね?ってあった。 たしかに分散KVSは素晴らしい発明品だと思う。しか…

信じられないDB文化「固定長DB」でもあうんです。大規模コンシューマ向けサービスのRDB設計

ずいぶん時間があいてしまったけど、大規模コンシューマ向けサービスRDB設計の続き。 僕はこのプロジェクトを自分のRDBの知識を使って革新してやろうと思って臨んだ。しかし結果として逆に、コンシューマ向けサービスに最適化されたRDBの使い方について教わ…

虎ノ門の森カフェ好きだった。

今日、リニューアルのため閉店と知ってショックだった。虎ノ門の森カフェ。落ち着いてるし、電源があるし、なにより店員の女の子がかわいいっw。。 森カフェ http://r.tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13121591/でも、今日でリニューアルのため閉店らしい。…

全ての人間に共通の必須の取り組み

ある(人生の後輩の)女性に言った。 その子は、すこぶる器量が良く(つまり美人)でモテる。 それだけに、売り手市場というか良いように男を使ってるという節がある。 その子に何を言ったかといえば 売り手市場に慣れちゃいかん、いずれ景気の循環が来る。 …

「16秒の奇跡」あるいは計測とタイムアタックこそ生産性向上の銀の弾丸

教育をやっていて、思い知らされたことがある。生産性向上についてである。 語弊を恐れず敢えて言い切る生産性向上の銀の弾丸は、計測とタイムアタックにある。 今年、ある大手企業さんの新人教育を担当していて奇跡とも言える生産性的現象に遭遇した。 僕は…

年収1000万円当たり前の時代の到来、続・属人性をつきぬけろ

これから書くのは、ツイッターやブログやyoustreamを使うのが、 ITに関わりの深い業界以外でも当たり前になった現在という時代の、常識の再確認だ。 現代は、属人性が価値の源泉となる時代だと僕は捉えた。 その現代とは、インターネットの双方向性が強化さ…

人間がなぜ生きてるかを感じさせてくれたのは、忙しいプロジェクトであった。謝辞とエールを送りたい。

今日は、2年を共にしたプロジェクトメンバとの別れの日だった。 僕の30台前半は、このプロジェクトで彩られた。 人に恵まれ、困難に恵まれ、成長に恵まれた日々だった。このプロジェクトでは、人が成長する音を聞いた。 困難を乗り越える音を聞いた。喜ばし…

ホントは教えたくないけど、僕らのサービス開発ビジネスモデルをお教えします

自社がサービスとしてやってるスタログのPC向けサイトがえらい盛況になってる。 このスタログ絡みのビジネスモデル面白いのでお教えします。 (教えたくないんだけどといいつつ会社のWebサイトでも紹介してるが。。。) とりあえずスタログというのが、どう…

エンジニアとして大成したいならやってはいけない48ヶ条

いろんなエンジニアを見てきて、成功パターンはそれぞれだけれど失敗パターンはだいたい決まっている。以下、アンチパターン。 成し遂げるのではなく、中途半端で満足する。 自分の責任と考えず、人のせいにする。 よりよくしようとせず、現状維持を良しとす…

誰でもアーキテクトになれるかもしれない48手

アーキテクトへの道という講習会を依頼されている。結構なお客さんが予約してくれているようだ。 最近のアーキテクト案件では上手く振る舞えなかっただけに恐縮だ。ということでアーキテクトの特徴を考えてみる。アーキテクトは、 実装と業務設計のクロスチ…

2年間の仕事が終わる

長らく働いてきた巨大なプロジェクトを、無理を言って今月で抜けさせてもらう事にした。携帯電話屋さんのプロジェクトのフレームワーカー→アーキテクトとしてお世話になった。ぴったり2年間であった。 言葉にするには膨大すぎるような大変なことが色々があ…