幕末においてサムライはまず剣の道を追求し、そしてチカラを背景に政治的偉業を成し遂げた。
坂本竜馬は、若い頃、剣道「北辰一刀流」の免許皆伝を得て、名を知られるようになった。
しかしながら、結局の所、武力を全面に成り上がったのではなく、
武力を背景にして、政治と知恵と知識で成り上がった。
さて、現代に坂本竜馬が生きていたら、
きっと剣道の北辰一刀流ではなく、JavaやPHP,Objective-C,工学、理学などの
エンジニアリング技術を習得していたんじゃないかと思う。
なぜなら、ITというものは現代の武器として最強のカードだからだ。
エンジニアは、技術を武器にする職業だ。極めてほしい。
しかし、同時にそれを使って何を成し遂げるのか?それを考えずに技術だけを突き詰めるならば、
技術的な勝ち負けだけにこだわるならば、
何も生みださない。独りよがりになるだろう。
武(技)を背景に、知恵と知識と政治を活用する。
全てのエンジニアについて、ただの技術者、剣の達人で終わって欲しくない。
武(技)を背景に、知で世に問うことが大事なのではないか。

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