レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

BLOCKVROCKリファレンス目次はこちら

2009-01-01から1年間の記事一覧

与えられた環境と分析し、戦い、乗り越えることで、与える側に立つ。−募集に対するQA

一緒に働いてくれる人を募集とか呼びかけてみる - 山本大の日記についてトラックバックで質問をいただきました。 これはとても有難い反応ですので、感謝の気持ちと共に、僕なりの答え方で答えさせていただきます。 【トラックバック】 採用募集について、幾…

一緒に働いてくれる人を募集とか呼びかけてみる

この不景気のご時勢にあって、ありがたいことにクロノス東京は人が足りません。なので、とても大きくて有名なシステムのJavaシステムアーキテクチャを策定するという仕事にワクワク感を感じる人を探しています。 プログラマーの誇りを取り戻すために協力して…

トラぶってグチャグチャに行き詰まるからこそ勘や発想力が養われる

伸び悩む若手のエンジニアのひとつのタイプは、まじめで努力家だけど、どうにも勘が効かないというやつです。彼らは、実直でまじめだからキチンとマニュアルを手順どおりにやるんですが、敷かれたレールから外れることに非常に弱いのです 彼らに対するアドバ…

机に向かって取れる解決法だけを並べて「限界だ」なんてあきらめてないか?

プロジェクトで発生する様々な問題の答えは、IT技術や開発の方法論だけではありません。 問題解決のためには、あらゆる手段を視野に入れてのぞむ必要がありますが、 僕らエンジニアは「あらゆる手段」を狭く取りすぎていることがあります。 「あらゆる」と言…

ノートはメモを取るのではなくページを作るために書く

東京へ来てからおかげ様でめちゃくちゃ忙しくいのですが そんな最中だからでしょうか、ノートの使い方について改めて気づくところがありました。 発見した原則は以下です。 ノートにものを書くときは、 メモを取るという発想で書くのではなく、 ノートのペー…

設計者として一流になりたいなら足で稼げ

開発の仕事をするためにもっとも大事な力の一つは”判断力”であり、判断のために一番頼りにするべき情報は、自分の手・足・目・耳で稼いだ情報だと思います。 それを実感する出来事が、このシルバーウィーク中にありました。 この休み中、僕は10月から東京に…

技術力をつけるだけではなく、意見を持つことが大事

技術者の面談などに、営業的な立場で関わることも多くなりました。技術者時代は、技術や経歴だけで面接されていると思いがちでしたが、実際には違います。 受け答えの中にこそ最も重要な見分けポイントがあるのです。 まず質問に正面から答えることが大前提…

問題解決指向よりも理想実現指向を

『問題解決指向』で物事に取り組むと、悪い点ばかりに目が向く。せっかく出てきた改善案についても、そのアイデアの悪い点ばかりを粗探しして進まない。 それに対して『理想実現指向』を目指せば、問題そのものを探すことよりもあるべき姿とのギャップを埋め…

データベースパフォーマンスに関する、僕が知りうる限り最高の教科書

データベースの醍醐味は、パフォーマンスチューニングにあります。 チューニングによっては、同じ処理でも1時間掛かる場合もあれば、 1秒で終わるということもあり得る世界です。 僕はDBの魅力に取り付かれた者の一人です。 DBという技術の奥深さが気に入っ…

仕事に幅を持たせるポリシーコミットパターン

仕事を達成しようとするとき、あらかじめゴールを決めて始めるのは点を目指すことですが、あらかじめポリシーを決めて始めるなら対象は面になります。 仕事を御願いする時の状況を考えると「資料のコピーを10枚とって!」というのと、「資料のコピーを会議の…

業界の文化と戦え!教え子達の配属1ヶ月目の苦悩

研修が終わって教え子達が配属されて1ヶ月。大学までの常識と、この業界の常識の違いに苦悩している者が多い。異様なのは、彼ら新人達なのだろうか? 一人の教え子が言ってた。「挨拶をしても、返してくれる人がいないんです。 それどころか、あまりに元気良…

越権行為のすすめ

ぶっちゃけ僕は越権行為が好きだ。なぜなら、それは自分の運命を自分で握ろうとすることだから。 そもそも、僕らは大手SIerから切り出しで仕事を貰うことが多い。しかし正直言って1次受けの会社の人たちが、プロジェクトを上手く回せないことも多い。それは…

時間を掛けて紡いだ価値はお金で買えないが、時間と共に価値が薄れる。

僕が始めて、世の中にお金で買えないものがあると認識したのは中学生のとき、大切に育てたゲームのセーブデータをオカンに消されたときだ。あまりにも落ち込んだのでオカンは新しいゲームが買えるぐらい小遣いをくれたけどそういうもんじゃない。時間を掛け…

交渉の余地がないと思っているならそれが改善のチャンスだ

交渉の余地がないと勝手に思い込まれていることは良くある。 例えば「設計書はこのフォーマットでないといけない」とか。しかし実際は誰が決めたルールでもなく、サンプルとして作られた適当なフォーマットが生きつづけているという場合もある。少なくとも、…

粘土でプロトタイプを作るなら、完璧ではなく不足なしを求めろ

粘土をどれだけ硬く固めても、しょせんは粘土最終的にセメントで建てるんだから、細部まで完璧なプロトタイプでなくて良い。 いま僕は要件定義工程に居るから、上のようなことを考えてしまう。 総勢200人ぐらいの大人数のプロジェクトで、チームリーダーだけ…

人は足で考える。地に足を着ける者が仕事を動かす。

今日は、「開発現場の掟」を執筆するきっかけとなった編集長さんに会って飲んできた。 この人は、「開発の現場」という雑誌を創刊した人で、それこそ地に足の着いたものの考え方をする人だ。現場が第一。足で情報を掻き集めることが大事。人のつながりが大事…

プレイングマネージャーについての意気込み

先日、実家に帰ったとき結婚について、仕事について、組織について、親父と話をした。僕は「32歳というこの年。東京転勤、結婚と人生の転機がやってきてることを感じる」とこぼした。 そんな僕は今、プレイングマネージャーというべき立場にある。ところが、…

責任に対価を頂くという意識

知識労働者の仕事とは極論すると、責任に対価を頂いているのだ。 知識はそれそのものでは売り物にならない。 発信側が責任を負っているからこそ買い手がつく。 ブログの情報に買い手はつかないが、書籍は買い手がつく。 書籍の読みやすさを買っている人もい…

受講生の皆さんへご連絡、写真の提供

研修の最終日の様子(僕のクラスだけしかないですが)と最後の飲み会の写真を提供したいと思います。このブログのプロフィールにある僕の会社のメールアドレスに一報くれたらダウンロード方法を教えます!

WiMAX(ワイマックス)の所感・ベンチマークなど

要約すると、店員さんに大反対されながらも発売当日にWiMAXを購入、ベンチマークで2.49Mbpsだったが満足しているという話。 購入からインストールまで 7月から東京に住むことになったんですが、入居してからわかったのがマンションの光回線が数ヶ月使えない…

いろんなことがあった6月が終わり、いろんなことがありそうな7月が始まる。

ここ2ヶ月程やっていた、某社の新入社員向けの講師の仕事が昨日終わりました。最後の2週間は、グループによる模擬開発でした。 最終日には受講生らの上司や役員の前で、作ったシステムについてのプレゼンを行なってもらうことになっていました。上司からの(…

教え子に教えたいたった1つのこと

「人に与えられる人になりなさい。」ってことです。で、以下モロ引用です。 人脈を築くために一番大切なこと。それは、相手に何かを与えられる自分であるかどうかです。それ以外は全部二の次です。2年ぐらい前になりますが、僕は前職のある営業部隊の担当役…

教え子

講師をしている。僕には教え子がいる。お金では買えないものを頂いている。つくづく、ありがたい。 その上、先生と呼んでもらってる いやいや、俺も君達から教わることが多いんだよ。と思ってる。 去年も一昨年も教え子が居た。今でも、東京に来たら飲みに誘…

成果を挙げたいなら、時間を見張れ。

PM

成果を挙げるものは、仕事から始めない、計画からも始めない、時間から始める。 ドラッカー この言葉は、僕が受け持つ新人研修のクラスの中で、繰り返し言っている言葉だ。成果を挙げるために最重要なことは、時間による舵取りだ。言い換えれば、優先順位の…

自重のメリハリばかりではなく、攻めのメリハリを重んじろ

「メリハリ」という言葉は、調子に乗りすぎたときの自重の言葉として使われる。「張る」べきところで目いっぱい張れ!という意味もあるはずなのに、「メリハリをつけなさい」と、叱るとき、叱られるとき以外に聞いたことがない。しかし、自重や戒めのメリハ…

チャンスを掴む人のパターン

チャンスは皆平等に訪れない。第一に、腰の浮いた人には訪れない。例えば、「会社をいつでも辞めてやろうと考えてる」って人にチャンスは与えられない。上に立つ立場になって、改めて思う。腰の浮いてる人は、黙っていても分かる。 チャンスは掴もうとする人…

情報を血肉にするために必要な3つのこと

ネットサーフィンで情報を得るだけで勉強した気になって何も身についていないということはありませんか? 今月は、ずっとIT講師をしているのですが人に何かを教えるとき、情報を伝達するだけのやり方には限界があります。情報を血肉にするためには、僕は以下…

教え子から貰ったもの

5月24日は誕生日だった。その翌日、朝いつもどおり教室に入ったらホワイトボードに教え子達からのメッセージが。 講師冥利に尽きる。本当にうれしい。 僕は、大学時代、教える仕事につきたいと思っていた。しかし、大学を卒業してすぐのペーペーの状態で人に…

最近の若いモンは、、、、すごい

誰だろう、"ゆとり"などと若い人をあなどっているのは。。。そんな人は寝首をかかれないように注意したほうがいい。 いま、東京で、他社の新人研修講師をやってるけど、最近の若いもんは、すばらしい。技術スキルの飲み込みの速さも、エネルギーも圧倒される…