僕が始めて、世の中にお金で買えないものがあると認識したのは
中学生のとき、大切に育てたゲームのセーブデータをオカンに消されたときだ。
あまりにも落ち込んだのでオカンは新しいゲームが買えるぐらい小遣いをくれたけど
そういうもんじゃない。
時間を掛けて紡いだ価値はお金で買えない
さて、最近32歳になった僕は引越しをしたときPS2のゲームのセーブデータが入ったメモリーカードをなくしてしまった。
もう7年ぐらい前に買ったPS2で当時はいろんなゲームをしたもんだ。
そういった思い出と共に全て消え去った。
しかし、今それほど大慌てすることもない。「残念だったな」とは思うけど。
ゲームに熱中してるときだったら、大慌てで荷物をひっくり返してるかもしれない。
もはや僕にとってそのセーブデータは価値を失ってしまってるんだ。
時間をかけて紡いだ価値は、時間によって価値を失う。
唯一、価値を失わないようにするためには、
手をかけ続けることだろう。情熱を失わないように。
手をかけることを辞めたときに、情熱がちょっとづつ零れ落ちていく。
人との関係、自分の能力について、特に思う。
努力をし続けるというほど重いものではない。
手をかけ続けることが大事。
継続は力なり