5月24日は誕生日だった。
その翌日、朝いつもどおり教室に入ったら
ホワイトボードに教え子達からのメッセージが。
講師冥利に尽きる。本当にうれしい。
僕は、大学時代、教える仕事につきたいと思っていた。
しかし、大学を卒業してすぐのペーペーの状態で人に何を教えられるのか疑問だった。
22歳の若造が、人に教えるなんておこがましい。
学校の先生の話が面白くないのは、人生経験も積まないうちから
先生と呼ばれていい気になってるからだと思った。
まずは、自分が納得できるまで道を極め、そして人に教えるべきだと考えた。
そのとき教師の道は人生の後半にとっておこうときめた。
しかし、ひょんなことから講師をやることになって、教え子が毎年増えて行ってる。
まだまだ、毎日教わることのほうが多い。
でも、教えながら教わることも大事だということを知った。
今は、自信を持って教え子達を世に出したい。
彼らが、技術を軽視しない人として育ってくれたら。
この業界は変わるように思う。
僕も、彼らに負けないように、道を突き詰めたい。