新入社員さんや学生さんへ教える技術と方法論
レベルエンターという会社は、プログラミングを学生など若い人たちに教える会社ですが、プログラミングに限らず、あらゆる学習について言える僕の気づきがあります。
それは仕事として取り組んだ経験がなければ、まるで我々が高校でならった「数学」の授業のように、将来なんの役に立つかわからず学んでしまうということです。
僕は10年以上、IT企業向けの派遣講師としてプログラミングを教えてきたのですが、プログラミングを仕事として経験した人と比較して新入社員や学生では、効果を上げる方法論が180度違うということに気づきました。
新入社員は業務経験がありません。それは我々業務経験者が思っている以上に学習効果に影響します。現場で役立つ技術だけを教えても、あんまり身になりません。必要性がわからないのです。
それに対して業務経験者は、現場経験に照らして今教えられていることがどれほど価値があるかを判断できます。だから技術だけ教えた方が効率良く学べます。
我々は、上記の理由で新人さんや学生さんは、グループワークを重視し、かつコミュニケーションを重視して伝えています。また、カリキュラムの進め方的にもコミュニケーションなしには成果があがらないように設計しています。
新入社員や学生は、覚えるべきことが何の役に立つのかピンとこないので、チームに貢献するという目的をもたせて学習成果をあげるようにしているわけです。
チームに貢献することや足を引っ張らないことに目的意識をもたせることで成果が上がっていきます。
そのほかは、そもそも楽しいと感じてもらえるようにカリキュラムを設計します。
これはレベルエンターの社名の由来でもある、エンターテイメントレベルで楽しく学ぶという理念からきています。