今日は、「開発現場の掟」を執筆するきっかけとなった編集長さんに会って飲んできた。
この人は、「開発の現場」という雑誌を創刊した人で、それこそ地に足の着いたものの考え方をする人だ。
現場が第一。足で情報を掻き集めることが大事。人のつながりが大事。
という、昭和の刑事みたいな実践主義の人だ。
僕も、考え方が非常にシンクロしていてはなしていて凄く面白い。
その会話の中で、僕はたくさんの原則を得て帰ってきた。
その1つは、
人は、足で考える。
ということだ。
僕も原稿を執筆するときや、複雑なプログラムを書いているときは、
とにかく歩く。歩きながら考えるとなぜだかいいアイデアが浮かぶ。
あるプロジェクトでは、実装工程中、ぐるぐると意味もなくフロアを歩き回っていて
気持ち悪がられた。しかし、歩かないと考えることが出来ないぐらいに歩いていた。
実際足は、第2の心臓であり脳だと思ってる。
今、僕は巨大なプロジェクトにDBAとして参画している。
この現場で力を発揮するのは、フィールドワークである。
つまり、現場を駆けずり回って仕入れた情報と、提示された資料を熟読して得た情報
これだけが仕様策定の根拠となる。
フィールドワークという意味の「足」もある。
足で稼いだ情報は仕事の中で、個々人の仕事の中核にできるものだ。
どこの業界にも、虚業と実業がある。
実業とは、僕にとっては足で稼ぐスタイルだ。
汝の地道な努力こそを愛せ。
僕には、地道な現場主義、足で稼ぐという考え方がとてもとてもしっくりくるのだ。
こんな僕は、昭和の刑事みたいなものかな。
地道なことにこそ価値は宿ると思ってる。