レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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精度を大幅に上げるための「つもり」による意識コントロール法

問題意識をコントロールすることができれば、あらゆることの精度を上げることにつながる。

例えば「仕様を理解する」「プログラムを書く」と言ったことについても、

問題意識をコントロールすることで精度が上がるんだ。


どうやってコントロールするか?

それが「つもり」になることだ。


NHKの「http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2007q3/20070912.html」がヒントとなる。

番組で紹介していたのは「誰でも絵が好きになる鑑賞法」だった。

「美術館にはほとんど行かない」という人たちに、展示された作品のうち「どれか1つ買うとしたら、どれを選ぶか?」という気持ちで絵を見てもらいました。すると、絵の見方がとても積極的になりました!

今日は『服』を買おうと考えて資金を用意して買い物に出かけると、

買うつもりのないときに店先を巡るのと違って楽しい。

服でなくても、ゲームでもおもちゃでもCDやDVDでもいい。

旅行に行くつもりで、旅行ガイドを読むとワクワクしてくるだろう。

女の子の買い物に付き合うときとか「買うつもり」は使える。


ただ「つもり」になるだけで、大げさにいえばまるで世界が変わって見える


プログラムを読むときや、設計書を理解するときにも、この手を使うと良いと思う。

でも設計書やプログラムは、なかなか「買うつもり」にはなれないから、

「綺麗にするつもり」や「リファクタリングするつもり」でいいだろう。

理解の速度がぜんぜん違う。


今日は、その逆のパターンで、システムの最終テスト段階で、

今まで手をつけるつもりが無かった共通クラスに手を入れる必要が出てきた。

修正するつもりで、その共通クラスのコードを読んで見ると、

今まで何度もそのソースを開いているはずなのに

見落としていたバグや勘違いしていた仕様に気づいた。

最初から、手を入れるつもりで見とけばよかったとヒドく後悔したもんだ。


まぁこんな感じで、現場でも問題意識をコントロールすることで色々精度を上げられる。


仕事の精度だけじゃなくて、人の成長にも「問題意識」が大きく関与している。

リーダーやマネージャーと言った役割を与えると、みるみる成長する人がいる。

「役職が人を作る」とはよく言われる言葉だけど、

正確には、役職や役割に付帯する「問題意識」が人を成長させる。


問題意識は、所詮自分の意識なのだからコントロールできないものではない。