レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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銀の弾丸があるとしたら人間の叡智を結集することそのものだ。つまり良いメンバーを揃えることだ。

今日、11人×4ヶ月間かけて開発したシステムが納品できた。

うちの会社では大き目の仕事だ。

内容としても、まれに見る大成功だと思ってる。

プロジェクトは、前半3ヶ月半はみんな定時に帰って、
時には自分のペースで有給を取って休んでいたメンバーもいた。

新人クラスのメンバーも多かった。
通常、新人レベルは0.5人月程度の工数を見込むのだが、
みんなしっかり1人前の仕事をやってくれた。

リーダークラスのメンバーには、特に賞賛と感謝の意を表したい。
多くを任せたが、120%で答えてくれた。
それぞれに個性があって上手く補完し合っていた。
とても良いチームだったと思う。


個人的にも成長できた。

今回、営業面・費用交渉・作業管理・残業管理まで、全部受け持って調整した。
結果として、仕様変更や機能追加による工数はすべて請求できたし、残業は追加請求の金額内ですべて収まる範囲にできた。


こういった交渉を経験してみて、改めて有能な同僚や後輩の力、会社の組織力というものの力を強く感じる。

営業的な交渉をするとき、常にその背後に有能な社員達の力を感じてた。

核ミサイルをもって交渉するようなもので、相手さんもYesと言わざるを得ない。


先日から、開発プロセスについて検討しているが、開発プロセス以前にプロジェクトを上手くまわす秘訣の最大のものは、有能なメンバーを揃えることだ。

世の中に銀の弾丸があるとしたら、
それは柔軟性のない方法論やルール・ツールではなく、
人間の叡智が結集することに他ならない。

うちには、銀の弾丸が沢山転がっていることを嬉しく思う。