レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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新卒採用の基準

クロノスでも来年度の新卒社員さんの入社面談をはじめています。
クロノスの採用はちょっと変わっていて、面接を通過した人は3日間Javaの研修を受けてもらいます。
IT研修のプロとして10年以上やってきたので、研修を受講してもらうと面接では気づかない、いろんな個性を見せてもらうことができます。

  • 努力が出来る人か?
  • 口だけではなくやる気があるか?
  • 新しい物事に対して飲み込みは早いか?

このJavaの研修はプロの講師が担当するため、内定が出ようが出まいが、この業界を志望している就活生の皆さんにもメリットは必ずあるように力をいれています。
非常にコストのかかるやり方ですが、募集側も応募側もお互いに納得感のある面接になっていると思います。


さて、この3日間の研修に限らず、我々の会社が特に大事にしているのは「質問をする力」です。

初心者の頃に一番苦しむのは、なにもかもわからないという状態にあって、
どこから聞いていいのか?自分はどこに詰まっているのか?が分からないという状況です。

研修に限らず仕事の現場でもこういう状況はかならず発生しますが、こういった時に
質問ができるかできないかで、その人の伸びしろは大きく変わってくると感じています。

質問は、分解すると
「状況を把握し問題を解決する力」
「前に進めようとする力」
「相手の状況を読む力」

などが必要になる能力です。

SEのお仕事は、ヒアリングやインタビューといった「お客様への質問」が基本となります。
質問することができる人は、ITスキルの成長度だけではなく
SEとして独り立ちしてお客様の要望を実現したり、市場のニーズを製品に反映させるような
一人前のエンジニアになるときにも飛躍的に伸びる事ができます。
これは私たちの10年の講師実績から信じていることです。

「質問力」は先天的な能力ではなく、後天的な能力です。
磨けばだれでもが身につけられる能力です。
だからこそ「どんどん質問してください」と言われて、
本当にどんどん質問できない人は自分の殻を破れていないだけかな
と感じます。

今年も、とても良い就活生に出会う事ができています。
きっと、大手の企業さんでも欲しがる人材だと思います。

彼ら彼女らが胸を張って入社し、大手さんに入社した同級生たちにも自慢できるような成長をしていってくれる会社になっていかなければいけません。
彼ら彼女らの親御さんにも、胸を張って「小さいながらいい会社を見つけた」と言ってもらいたいです。

クロノスを選んでもらうために僕らも精進せねばと思うと、また気持ちが引き締まります。