レベルエンター山本大のブログ

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「会社設立 freee」をつかって実際に起業した話

会社設立のとき「会社設立freee」にお世話になり今は「会計ソフトfreee」お世話になっています。

こんなニュースがあったので、お祝いのつもりで「会社設立freee」が便利だったということを書きます。

「freeeが35億円の資金調達ースモールビジネスを支えるプラットフォームを目指す」
http://jp.techcrunch.com/2015/08/24/20150824freee/

「会社設立freee」は、まるでソフトウェアのインストール時に使うセットアップウィザードのように、次へ次へとやるべきことを指示してくれるサービスです。

なかなか難しい「電子定款」に対応しているので、それだけで印紙代の4万円が5000円の代行手数料だけになってお得でした。

「会社設立freee」を使っていなかったら、1つ1つのステップで手戻りや調査に時間がかかっただろうなと思いますし、なにより初めてやる作業なので不安だっただろうなと思います。

さて基本的には「デフォルトでインストール」よろしく、次へ次へと指示に従って行って迷うことはないのですが、ちょっと僕が詰まったところを書き留めておきます。

公証役場で定款の確認

第1の関門として、定款を認証してもらうために公証役場に届けないといけないのですが
ちょっと分かりにくくて、会社設立freeeには「定款を公証役場で確認してもらいましょう」という指示になっています。

ここはとにかく公証役場に電話してみるのが早いです。
「とりあえず定款をPDFでメールしてください」と言われ、
持っていかなくてもいいんだーとちょっと拍子抜けでした。

1日程度で返答があり、僕の場合は「代表者の住所を印鑑証明と同じ住所にしてください」と指示されました。
(印鑑証明の住所が番地まででマンションの号室まで書いていなかった)

実際の認証は、司法書士さんが代行してくれます。
その司法書士さんとの連絡のとっかかりも会社設立freeeが取ってくれます。
司法書士さんに依頼すると、4日程度で認証できますと言われました。

出資金を入金しましょう

次に、「出資金を入金しましょう」という項目がありますが、ここで少し引っかかりました。
まだ会社の銀行口座は当然できていないので、代表者の銀行口座に入金することになります。

僕の場合は、役員は一人なのでわざわざ自分の口座に振り込みしなおすということは考えもしませんでしたが、次のステップで法務局に持ち込んだときに「銀行の預金ではなく振り込み金額がわかるものを」と言われ突き返されました。

要するに自分の口座から自分の口座に振り込みをし、振り込みをしたことがわかる通帳上の明細を添付しないといけないのです。

また結構大きな金額になるのでWebでの振り込みができず、銀行までいって自分の口座から自分の口座に振り込んでもらいました。(振り込み手数料を取られます)
Web通帳にしていたので一旦印刷しに帰って、再度法務局へ登録申請しに行きます。

この手戻りはめんどくさかった。

登記完了

1週間後、登記完了は連絡をもらえるわけではなく、1週間たって連絡がなければ登記は無事完了です。
印鑑カードを発行してもらえるので手続きしに行きます。
この印鑑カードで「登記簿謄本(別名、登記事項証明書、履歴事項全部証明書)」や会社の印鑑の「印鑑証明」が発行できるのですが、
法務局で「登記簿謄本をもらう」ことと、「印鑑カードの申請をする」ことが頭で紐付かずちょっとオロオロしました。

登記が完了したら、次のステップは「印鑑カードをもらうこと!」です。

印鑑の作成

詰まったわけではないのですが、印鑑は会社設立freeeがオススメしてくる印鑑はなかなか高かったので別で作りました。

「東洋堂(http://www.toyodo.co.jp/)」さんで、
・角印(見積もりや請求書に押すやつ)
・代表者印(所謂会社の実印、銀行印と共有でOK)
の2つを作りましたが5,000円以内でつくれました。
(会社設立freeeのオススメは15,000円から20,000円)

年金事務所

年金事務所へ行って健康保険の申請をするのですが、
持ち物として以下だけとなっています。
・健康保険・厚生年金保険新規適用届
・登記事項証明書のコピー

ただ、申請をするときに基礎年金番号を奥さんの分も教えてもらっておくと早かったです。
電話して確認するなどバタバタしました。

あと自分の姓だけの印鑑があればよかったです。
僕のもっていってた実印は、「山本大」と名まではいっていたので家族の分の押印ができませんでした。
押印ができなかったので奥さんの自筆で記載して、送り返すという手間が発生。

税務署

会社設立freeeで出力できる資料の中に「控え」とプリントされたものがはいっていたので、
控えは家に置いていってしまいましたが、控えも持っていくべきです。税務署で押印してくれます。

都道府県税事務所へ行く

とくに何も問題なくスルッといきました。

ということで、それほど大きな手戻りはなく混乱もなく起業ができた安心感があり、
その後「会計ソフトfreee」への連携もスムーズで、
電話で最初の操作方法をサポートしてくれたり、
事業年度などが「会社設立freee」から引き継がれているなど
素晴らしいユーザー体験だなと感心してしまいました。

ということで、株式会社レベルエンター(http://levelenter.com)が設立できました。