レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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責任に対価を頂くという意識

知識労働者の仕事とは極論すると、責任に対価を頂いているのだ。


知識はそれそのものでは売り物にならない。
発信側が責任を負っているからこそ買い手がつく。


ブログの情報に買い手はつかないが、書籍は買い手がつく。
書籍の読みやすさを買っている人もいるだろうし、
体系的なまとまりを好んで書籍を買う人もいるだろうが、
紙媒体になっていても、体系化されていても、
責任が伴っていない情報に、お金を払う価値はない。


知識労働者が働くときは、責任に対して対価を支払ってもらっているのだといえる。
だから、成長や成功を得たいなら、より大きな責任を求めることだ。


そして、与えられた責任に対して、より大きな成果を挙げることが
次により大きな責任を受けるために、とても有利だ。


現在の責任範囲での仕事を前倒しにするための残業はしてはいけないが、
管理者が予想しなかったような責任を受け取る。そのための残業なら有意義だ。


僕は、この7月から新しく参画したプロジェクトで、
参画の初日の夕方、プロジェクトの統括管理者の方に「プロジェクト管理をさせてくれ」と申し出た。
1サブチームのリーダーとして参加したのだが、いろいろあってこのままでは「やばい」と感じたのと、
統括管理者も、それを望んでいると察知したからだ。


期待する予定を期待通りにクリアするだけでは、より高度な責任をいただけない。
期待を良い方に大きく裏切っていくからこそ、成長と成功があるのだ。