アジャイル型の開発になればなるほど、
工程ごとでの役割分担がプロジェクトチームの邪魔をするようになる。
そもそも僕は「設計だけ」とか「要件定義だけ」を
専門にするエンジニアのスタイルは胡散臭いと感じてる。
そういう工程ごとの役割分担は、今後なくなっていけばいいと思っていた。
では次世代の役割分担像はなにか?
ところで、少し話は変わって
先日実家に帰ったときに親父とテレビを見ていて
たまたまSMAPが歌っているところを二人で見るともなしに眺めてた。
親父が言う「こいつら、まったくハモらんねんな」
僕は、SMAPは嫌いではなく知ってる曲も多いが、よく考えて見ると
たしかにSMAPの歌にハモってるところは少ない。
というよりも、ほとんどの部分、全員がおんなじ音程でおんなじパートを歌う
(後で気付いたが、ジャニーズのグループはほとんどそのスタイルだ)
これによって得られるメリットは、
声質や音階・上手い下手のバラつきが上手く作用して
音が太くなり、一部メンバーの多少の下手さが隠されるということだ。
さらに考えて見ると、SMAPのメンバーの歌以外の活動もよく似ている。
映画、ドラマ、バラエティー、歌、etc
全員がそれぞれにとりあえず一通りこなす。
その上で、ちょっとだけバラエティーよりのメンバーや
ちょっとだけドラマ、映画に力を入れるメンバーがいる。
このモデルはアジャイルなプロジェクトチームに当てはまるように思う
つまり、全員が同じように同レベルのスキルをもったメンバーを集め、
ゆるく役割分担を決め、基本的に同じ作業を作業ボリュームで分ける。
というのであればアジャイルに適するのではないか。
とはいえ、DBAやアーキテクトが決まっていないと迷走する可能性もある。
少数精鋭なら上手くコミュニケーションとってやれそうだけど。