2000年初旬ごろ「あと数年もしたら、デジタルネイティブ世代がくるぞ!おまえらなんか仕事なくなるぞ!」
と、当時IT業界で働いていた僕らは驚かされたものだった。
さて現在、確かに若く素晴らしいクリエイターが一部には存在する。
しかし、僕らが脅威的に思っていた「世代」とは異なると感じる。
そういうことを漠然と考えており、高校生にプログラミングを教える仕事をして、わかったことがある。
「消費者」と「提供者」の違いが、現代ではものすごく大きな溝となって立ちはだかっているのではないか。
例えば、スマートフォンだ。
スマホやタブレットはデジタルコンテンツ消費者のためのデバイスといえる。
一部アプリがクリエイトをサポートするものがあるが、あのデバイスの哲学としては消費者に最適化しようとしていたと思える。
一方、デジタルコンテンツなどの価値を提供する側のデバイスは、Macや WindowsといったPC向けOSを有するデバイスではないか。
中学生、高校生、大学生、はては新社会人ですらキーボードは得意じゃない。
課題や宿題も、できればLINEで出したいと思ってるようだ。
キーボード世代とフリック世代
この格差が、とても大きくなっている。
消費者はスマホでフリックを使い、提供側はキーボードでブラインドタッチを使う。
インプットデバイスの違いは、言語の違いに等しいほどの溝を生んでる。
生まれてすぐにテジタル製品に囲まれた世代は
デジタルを消費することにはネイティブと呼べるけど
デジタルを提供することに対してネイティブではなかった。
デジタルネイティブはキーボードが打てないが、Webのサービスのアカウントは覚えきれないほど持ってる。
かれらデジタルネイティブを、消費者一辺倒から生産的な価値感をもたせるだけで、ちょっと日本は変わるような気がする。
その課題意識から、こんなアプリを作ってみている
CODE写経
http://app.levelenter.com/s