SilverLightを知るために、いくつかのキーワードを詳しく見て行くことにしよう。
ここでは、以下のTechCrunchで掲載されているNik Cubrilovic氏のブログエントリ(日本語訳)を参考にする(というより、要約する)
http://jp.techcrunch.com/archives/silverlight-the-web-just-got-richer/
ここで見て行くキーワードは以下。
mini-CLR
まず、CLRとは「Common Language Runtime」の略でありMicrosoft .NET環境において、.NET対応プログラムが使用する共通動作環境だ。
これは、.NET Frameworkと呼ばれるランタイムの一部で、JavaのJVMに近い。
Silverlightの大きなニュースの1つは、Silverlightに「mini-CLR」と呼ばれるCRLの一部を抜き出した軽量版が入ったことだ。
これによって、デスクトップ上で動く.NETアプリケーションに近いプログラミングが、Webアプリケーションで実現可能になる。
■含まれるクラスは以下のようなものらしい。
http://blogs.wankuma.com/mayuki/archive/2007/05/01/75133.aspx
当然、mini-CLRはデスクトップアプリケーションとまったく同じ表現力を持っているわけではないが、
うれしいのは、ダウンロードサイズがSliverLightとmini-CLRを含めて「4MB」しかないところだ。
マルチメディア
記事要約・・・
Silverlightテクノロジーのデモの多くがマルチメディアに関わっていた。
中でもオンラインビデオはSilverlightが非常に強い分野だ。Silverlightを使えば、マルチメディアを以下のように配布することができる。
- 最大720p(高解像度)
- ネイティブ全画面(ブラウザ画面を最大化したものではない)品質
- アプリケーションの一部として配布
これでウェブベースのビデオ配信モデルが、デスクトップへのダウンロードともDVDなどのオフラインコンテンツとも競合できるようになったと言えるだろう。
モバイル
SilverlightのデモがWindowsモバイル機器上で動作していた。
このデモではSilverlightアプリケーションと、メディアのストリーミングが1台の携帯電話で走っていた。
つまり、Silverlightは現時点でもう、デスクトップブラウザやデスクトップマーケットの枠を越えている。