コンピュテーショナルシンキングをSEの世界で考える
コンピュテーショナルシンキングを習得する授業を高校向けにやっていきましょうという話をしていて、コンピュテーショナルシンキングについてシステムエンジニアではない人にどうやって説明するかについて気づきを得たのでメモしていきます。
コンピュテーショナルな考え方とは、「システムの設計」的な思考だと言い換えるとわかりやすいと感じました。
システムとは、以下のようなものです。
多くの物事や一連の働きを秩序立てた全体的なまとまり。体系。もっと狭くは、組織や制度。
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「体系化」の思考方法と考えるとコンピュテーショナルシンキングも身近になります。
システムの設計を教えるときに、入り口のモチーフにしているのは、みんなで使う共有サーバーの「フォルダ構成」を考えることです。
学校でいうと、国語、理科、数学などの教科をトップフォルダに並べるのか、
先生の名前で並べるのか、年次で並べるのか、など用途によって使いやすい分類が変わって来ます。
このフォルダ構造の設計には、誰がどのようにどのぐらいの頻度でどのフォルダを利用するのかを分析すると、最適解が見つかりますが、はじめにどのように設計するかは、分析を待たずに論理的に実践する必要があります。
詳しい実践の方法はまた別で考えるとしましょう。
とにかく、システム化は、ソフトウェアシステムだけではなく、組織・ルールづくり、ひいてはビジネスモデル構築など、応用が大変聞く範囲ですし、高校生でいうと教科横断的な効果があると感じられます。