上司の立場になって、僕にはわからないことがあった。
僕以外のエンジニアは何をモチベーションに仕事をしているのか。
何をすればテンションがあがるのか。
僕は、上流も下流もおもしろいし、障害対応とか過酷とはいえエキサイティングだし
パフォチュは1000倍のチューニング目指すぜとか燃えるし、
フレームワーク作るなら、極限まで効率化してやるぜと思うし、
業務ロジック作るなら、お客さんをギャフンと言わせるぜと思う。
僕自身もエンジニアながら、自分自信がポジティブシンキングで、
かつ、この業界が好きなので特異な人なのかなと思い
後輩や部下が何をモチーベーションにしているのかがわからなかった。
だって、後輩には残業が嫌で嫌で仕方ないやつもいるし、
業務ロジックとかメンドクセーというやつも居るし、
お金が全てじゃないですって人もいるし。
責任あるポジションなんて真っ平御免という人もいる。
でも東京に来て、1つのチームを完成させて、ひとつわかったことがある。
彼らが居るステージから、ひとつ上のステージを見ることって、誰しも、振り返ると充実感を感じるんだ。
人間、繰り返しに陥ると飽きてくる。
とはいえ、ハードルが高すぎてもげんなりしちゃうもんだ。
だから、1つ上のステージぐらいがみえてくるとテンション上がってくるんだなぁと。
じゃあ、上司としてはどうすればいいか。
チャンスを与えること、ストレッチングを与えてあげること、
はじめは、本人が多少嫌がっていても、チャレンジしてもらうべきだなと思う。
嫌がっていても、食わず嫌いが絶対ありえる。でも、ステージが上がれば見える景色も変わって、
仕事って面白いって僕自身思うから。
で、後輩を筆頭に、このエントリを読む人たち全員にいいたいことは、
食わず嫌いは、自分のためにならない。ってこと
小さくまとまる必要もない、与えられたチャンスには闇雲に乗っかってみればいいと思う。
だって、
120%出し切ったら、それは限界が引き上げられたってことなんだ。
次は、今までの120%が80%ぐらいに感じられて、より高い限界値を持てることになる。
それこそが、成長だ。
ドラクエ世代の僕らにとって、成長することって本当に面白いと思う。
僕ら人間は突き詰めると、面白さの為に生きてる。
本来しょうもないはずの人生を、意義があった面白かったって思える
人生にすることが全ての動機の原点であり、
上司ならばその背中を教えてあげる必要があるんだと思う。
当然、尻はふかないといけないけどね。
RPGみたいに、成長して強大な敵を倒して、また成長するっていう
サイクルって、やっぱり人間の欲求として面白いんだろう。
結局、アリアハンでさまよってないで、ドーンとロマリア行ってみろってこと。