ノートはメモを取るのではなくページを作るために書く
東京へ来てからおかげ様でめちゃくちゃ忙しくいのですが
そんな最中だからでしょうか、ノートの使い方について改めて気づくところがありました。
発見した原則は以下です。
ノートにものを書くときは、
メモを取るという発想で書くのではなく、
ノートのページを作り込むと考える。
僕の今までのパターンは、まず打ち合わせでノートを開いて
冒頭に日付と会議のタイトルを書いて、そのまま落書き帖のように
キーワードを書いてしまうというものでした。
色分けなども駆使するのですが、どうしても落書き帖の域を出なかったのです。
ページを作るという発想になったのは、ちょっと高めのノートを買ったからです。
モレスキンというノートで、いろんな映画にも登場するフランス製のものです。
- 出版社/メーカー: Moleskin/モレスキン
- メディア: オフィス用品
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お値段が2500円ほど。
横罫線がついてるだけなのでノートと考えると非常に高価です。
高価なだけに、いつもの落書き帖のように使うわけには行きません。
上手い使い方が思いついたのには、ひとつのきっかけがありました。
それは、このノートに手書きで線を引いて「1週間のスケジュール表を書いた」ことです。
スケジュール表を書いた時点で、このノートは手帳に変わりました。
手帳代わりとして、このスケジュールページを充実させようという発想に切り替えると
どんどんこのページにスケジュール情報を書き込む癖がつきました。
その結果、1ページが非常に重要で中身の濃いノートになりました。
ノートを無限に自由度のある手帳だと考えることが、
僕にもっともあったノート術であり、手帳術でもあるのだと発見したのでした。
今まで何度となく、書式化されて枠線の書かれた手帳を使っては
上手く軌道に乗せられなかった僕ですが、今回は初めて上手くいっています。
定型化されていると予定が多いときはスケジュールが書き込みきれず
予定が少ないときは白紙に近いページばかりになってもったいない。
現在打ち合わせでメモしているページとスケジュールのページが離れすぎていて
どこを見てよいかわからないというのが、今まで上手くいかなかった原因でした。
別のページは「TODOリストにしよう」と考え、ページの一番上に「TODO」と書き込みました。
TODOに積むべきものが発生したときは、このページに立ち戻ってリストアップし、終わったときは消しこむというやり方にします。
何度も前の関連ページに立ち戻ってページを作りこむというのが味噌です。
1冊のドキュメントを作り上げていくような達成感があるので続きます。
また、情報の密度が濃くなっていくほどに、手放せないノート・手帳になって行きます。
作られた枠組みの手帳に書くのではなく、
自分で必要に応じてスケジュールのページやTODOリストのページ、
地図のページや落書きのページなどを決めて情報の密度を濃くしていけば
良いと考えるようになりました。
今までパソコンでTODOやらスケジュールやらを管理していたのですが、
長時間の打ち合わせなどが連続すると、パソコンでの管理が上手くいかなくなっていました。
打ち合わせに持っていくのも、電源のない場所での利用も、セキュリティー管理が厳しい場所での仕事も、ノートに勝るポータビリティーを持つ管理ツールはないと、いまさらながらにノートの便利さを知りました。
ちなみにモレスキンの手帳は、背表紙がしっかりしていて立って書くのにも向いているということで
新聞記者なんかにも愛用されているものです。
背表紙は皮製で、使うほどに馴染むのが良いです。
紙質もとてもしっかりしていて、上記のように同じページに何度も立ち戻ってページを作り上げる
という使い方には非常にしっくりきます。
■モレスキンのサイト
http://www.moleskine.co.jp/
でも実は、映画「プラダを着た悪魔」のアンハサウェイが使っている姿が、可愛すぎるので買ったんですが。。。
■映画、TVの中のモレスキン
http://www.moleskine.co.jp/Moleskine-World/In-The-Media