レベルエンター山本大のブログ

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膨大な仕事に対して着実に成果を出すための「ビュッフェレストランの鉄則」

膨大な仕事を抱えるエンジニアにとって、もっとも効率的な仕事の仕方は「やらないでいいことをやらない」ことです。


好きな料理を選んでお皿にとることができる「ビュッフェ形式」のレストランでは、全ての種類の料理を選ぶ人は少ないでしょう。
とはいえ、それで損をしたと考える人もいません。


エンジニアが知るべき情報や、こなすべき仕事も膨大にあります。
膨大な情報や膨大な仕事を処理するときに、すべてを一気に処理することはできません。
それは、さながらビュッフェ形式のレストランの全てのメニューを制覇しようとするようなものです。


法則:一気に全てのメニューを食べきれないように、一気に全ての仕事を処理することはできない。


僕の好きな、ワインバーグさんの言葉を借りれば「やらなくていい」ことを「やらない」だけで「100倍のスピードでやる」よりも早く仕事を片付けることができます。
つまり、やらなくて良いことを見つけることが、一番効率が良いのです。


原則:「やらない」は「100倍のスピードでやる」よりも早い。


僕が膨大な情報のなかから優先順位の高いものを探すには、
ビュッフェレストランで自分が取る行動を思い起こします。
ビュッフェレストランでは、わざわざ我慢して嫌いなものを食べる人はいません。
好きなものから自分のお皿に取ることでしょう。
僕もそうします。


原則:全てを学ぶことはできない、どうせなら好きなものを学べ。


「いろいろ手をつけたい」「好きなものが沢山ある」というレストランに来てしまった幸せな人は、恐らく好きなものを少しずついろんな種類をとることでしょう。
この行動パターンはエンジニアの知識習得時に当てはめても良いのです。


原則:好奇心が湧くものに集中しろ。


成果が出始めれば、没頭に持ち込むことは難しくありません。
没頭するために必要なのは、周りの環境や時間的余裕ではなく、
動き始めてリズムに乗ることなのです。


原則:余裕があるときほど物事は進まない。物事を進めるにはリズムに載ることだ。


リズムに乗るには、出した成果を記録することです。
残りの道のりと比較して消しこんでいくと、自分のペースとリズムがつかめます。


鉄則:【ビュッフェレストランの鉄則】多すぎる仕事は成果を生み出さない。成果を出すためには、まず「好きなもの(自分の強み)」に集中しリズムを作ることだ。