「発想する会社」は、クリエイティブな職業の人全員にお勧め(っていうか楽しい本)
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
- 作者: トム・ケリー,Tom Kelley,ジョナサン・リットマン,Jonathan Littman,鈴木主税,秀岡尚子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2002/07/25
- メディア: 単行本
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クリエイティブな仕事だと、イノベーションっていう言葉をよく耳にします。
僕が始めてその言葉を知ったのは、久しぶりに大学の教授に会いに行ったときに教えてもらった
「インベーションのジレンマ」という本を読んでだった。
イノベーションとは、「iPod」のような革新的な製品のことを言うようです。
例えばVHSに対してDVDが出てきたこと、DVDに対するBlueRay。
テクノロジーの世界では当たり前のように目にするイノベーションですが、
そのイノベーションを「起こす」となると、常人ではありえない天才の所業か、
作ってみて運否天賦に任せるしかないと思っていました。
ところが、この本で語られているのはイノベーションの実現のとても具体的な実例であり
そこに奇跡や運や天才といったものは現れません。
圧巻なのは、はじめの方にでてくるテレビ番組でのドキュメンタリー企画の話です。
この企画は、「3日間で、イノベーションを起こす実験」といったもので、
スーパーのカートを3日間だけで、クリエイティブな発想によってガラッと変えてしまうというモノです。
結果については、本書をどうぞ。
学問的というわけでもなく、全編カラーの写真入りで読みやすく。ワクワクしてきます。
手垢で汚れるほど繰り返し読みたい一冊。
2002年発刊なのになんと新鮮なことか!
※イノベーションのジレンマについてはこちら。
イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press))
- 作者: クレイトン・クリステンセン,玉田俊平太,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 株式会社翔泳社
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 新書
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