レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

BLOCKVROCKリファレンス目次はこちら

手続き型をトランザクションスクリプトと呼べば許される気持ちになる

Javaを使っていても、オブジェクト指向分析・設計をやっていても、結局「手続き型のアーキテクチャ」になっている企業システムをよく見かける。

そして多くの場合、それがそのプロジェクトでは最も良い選択肢であると感じる。

マーティンファウラーさん著のエンタープライズアプリケーションアーキテクチャ(PofEAA)を読んでいたら、それが「トランザクションスクリプト」パターンとして述べられていた。

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented SELECTION)

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented SELECTION)

ドメインモデル」パターンに比べて「分かりやすい」ことが手続き型の良いところで、シンプルなビジネスロジックしかないのならトランザクションスクリプトが便利だ。
とくにオブジェクト指向パラダイムシフトしてない人にとって難解さのハードルが高い。

たしかに、プロジェクトの規模・状況や体制によっては、こういった手続き型の選択も良いんだろうと思う。