Javaを使っていても、オブジェクト指向分析・設計をやっていても、結局「手続き型のアーキテクチャ」になっている企業システムをよく見かける。
そして多くの場合、それがそのプロジェクトでは最も良い選択肢であると感じる。
マーティンファウラーさん著のエンタープライズアプリケーションアーキテクチャ(PofEAA)を読んでいたら、それが「トランザクションスクリプト」パターンとして述べられていた。

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented SELECTION)
- 作者: マーチン・ファウラー,長瀬嘉秀,株式会社テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 大型本
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「ドメインモデル」パターンに比べて「分かりやすい」ことが手続き型の良いところで、シンプルなビジネスロジックしかないのならトランザクションスクリプトが便利だ。
とくにオブジェクト指向はパラダイムシフトしてない人にとって難解さのハードルが高い。
たしかに、プロジェクトの規模・状況や体制によっては、こういった手続き型の選択も良いんだろうと思う。