設計力は、課題解決力の一部です。
プログラミングを使って「設計」がうまくできるようにすることを目的にすると、結果として「課題解決力」が身につき、課題解決力が測定しやすくなると思います。
例えば、「おばあちゃんの安否を見守りたい」という課題を解決するカリキュラムを立てるとしましょう。
まずは一部に既存のシステム(例えば電話とか)が含まれるような設計でもかまいません。
プログラミングやコンピューティングからスタートせずに設計からスタートして解決策を上げていきます。
初めは、自分たちに考えられる手段で答えがまとまると思います。
「毎朝電話する」とか「毎日LINEでスタンプを押してもらう」とか。
その上で、効率を考えたり、異常パターンを考えたり、リスクを考慮したり、変なトラブルを切り分けたり、予測や仮説を立てたり、実測・実験してみたり。
一部のプロセスが、プログラミングによって解決するかもしれませんし、最終的にプログラミングの要素が全く無く、あるものの組み合わせで解決できることもあるかもしれません。
解決方法そのものではなく、効率、異常パターン、リスク、トラブルなどに対して考慮された設計力をポイントに評価すれば、すなわち課題解決力と言えるのではないかと思います。