レベルエンター山本大のブログ

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デバイスのマッシュアップ?クラウド+面白デバイスを使って何かできないか?ということで、クラウドコラボードという製品をリリースしました。

苦労した製品がリリースになりました。
名前は、「クラウドコラボード」と言います。

まずは宣伝っぽいですが、どういうものなのかを説明します。


製品の特徴

  1. 市販されている一般的なホワイトボードに取り込み装置を取り付けることにより、ホワイトボードにペンで手書きしたイラストや文字を遠隔地のパソコンやタブレットのブラウザ上で簡単に共有できる。
  2. スマートフォンタブレットに搭載されているカメラで撮影した画像も遠隔地のパソコンやタブレットに配信することができる。
  3. 手書き文字やカメラ画像等の配信イメージはサーバ上に保存されるため、後から呼び出して画面で参照したりパソコンにダウンロードしたりすることができる。

この製品はもともとは「緊急対策ソリューション」としてWeb会議のプラグインとして作られており、公官庁や大手企業様で利用されているのですが、Web会議とセットだとどうしても高くなりますし、サーバーも導入しなくてはならないという大変手間のかかるものでした。
それを独立した製品に切り出してサーバーをクラウド化し、月額モデルでクラウド運営費までコミにして価格を抑えたのがこの製品です。

で、何を狙っているのか?

クラウド時代でいろんなサービスが生まれてきていますが、ソフトウェアだけで完結させるものが多いです。
しかしインターネットサービスという、目に見えない、手に触れない、どこにでもある製品は適性な価格というものがどうしても見出せません。
そして、無料を基準とした競争の中でどうしても安くなってしまいます。

ユーザの導線を持っている企業さんであれば、無料のサービスでも広告収入などで収入を得る道があるかもしれません。
その道とは別のソフトウェア会社の付加価値戦略をいろいろと考えて取り組んでもいいのではないか?と常々思っています。

そんな中、面白いデバイスクラウド的な付加価値をつけるサービスという観点であれば、我々のような中小規模の企業でも価格競争にも勝てる面白い提案ができるのではないか?と考えました。

バイスマッシュアップとは言い過ぎでしょうか。


この「クラウドコラボード」もホワイトボード読み取りデバイスが良くできていて既にこのデバイス自体は学校などで利用されているのですが、これを僕らが得意なクラウド技術やスマフォと組み合わせて利用シーンを全く変えてしまい、さらに課金や保守を引き受けることで僕らの会社の付加価値月の製品に変化させているのです。


鉄道会社さんなどで引き合いをいただいた要望は、各駅で駅員さんが走り書きするホワイトボードを、他の駅やプラットフォームにいる駅員さんが確認することで、遅延状況や事故状況をすぐに連携できるようにというものでした。
事故などで駅が混雑すると、駅員さんにみんな状況を聞きに殺到するのですが、駅員さんもそれほど鮮度の高い情報をもっているわけではなかったんですよね。それが改善できるんじゃないかとか、つかいかたはいろいろありそうです。


個人的には、大阪本社とのTV会議、電話会議、検証サーバールームの作業ホワイトボードのリアルタイムなチェックなんかに、とても使えると実感してます。
Web会議の動画カメラで撮ったホワイトボードとか読みにくいですからねー。


ということで、プレスリリースを本日の12時に打ちました。
http://www.kronos-jp.net/news_press_20111219.html


反響やいかに。