レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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誰でもアーキテクトになれるかもしれない48手

アーキテクトへの道という講習会を依頼されている。

結構なお客さんが予約してくれているようだ。
最近のアーキテクト案件では上手く振る舞えなかっただけに恐縮だ。

ということでアーキテクトの特徴を考えてみる。

アーキテクトは、

  1. 実装と業務設計のクロスチェッカーである
  2. ルールとポリシーの番犬である
  3. ソフトウェアとミドルウェアのチューナーである
  4. 担当者の不在領域の掃除人である
  5. トラブル対応の生きたデータベースである
  6. 斥候(先回りする人)である
  7. 古い慣習を覆して、新しい慣習をつくる老害予備軍である
  8. 期待と失望を一番最初に受ける窓口である
  9. よくわからないことを、よくわからないと言っちゃえる特権階級である
  10. スポークスマンである
  11. 講師である
  12. 独裁者である
  13. 自動化ツールの製造工場である
  14. Google検索役である
  15. 環境構築のパシリである
  16. 本番環境バグが出た時のしかられ役である
  17. 常に被告人側(バグを埋め込む側)の弁護士である
  18. 逃げ切れないコンサルタントである
  19. お悩み相談所である
  20. 予期しない例外がでたらログを引き渡すところである
  21. OutOfMemoryがでたら駆け込むところである
  22. スレッドがエラったら駆け込むところである
  23. 「よく解らないバグである」ということを教えてくれる人である
  24. 本に載ってる事を自分の言葉のようにいえる朗読機である
  25. オープンじゃないライブラリのソースを読む係の人である
  26. つまりデコンパイラである
  27. とりあえずCCに入れとくための人である
  28. UT仕様書にノールックでハンコを押す人である
  29. 詳細設計書はチラ見でハンコを押す人である
  30. 基本設計書はまぁまぁ見てハンコを押す人である
  31. それほど権限のないマネージャーである
  32. 新しい物好きで失敗し続ける人である
  33. 適当に相づちを打つスキルが必要である
  34. 電気屋の店員さんに頼らず買い物ができる程度のハードウェアの知識保有者である
  35. でも新製品は店員を呼ぶ程度である
  36. 100万円のハードが安いと感じる割に、10万円のノートPCは高いと感じる人物である
  37. 元 完璧主義者である
  38. 結局、完璧になんかやりきれない仕事である
  39. 妥協点発見機である
  40. 古書店である
  41. AmazonからやたらC言語の本をおすすめされる人である
  42. 木を見て、森を見て、また木を見る人である
  43. 最近欲しい能力はデザインセンスである
  44. カナロックが全然外せないことが頻繁にある程度のスキルである
  45. 新しいExcelになじめない
  46. マス目状のExcelを許容できる心の広さを持つ(お客さんがやたら気に入ってる様子だから)
  47. なんだかんだで仕事好きである
  48. 好きが高じてやってる職業である

いつのまにかアーキテクトあるあるになっていたというオチ。