レベルエンター山本大のブログ

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全国200万人のSEが待ちこがれた翻訳 エリック・エヴァンスのドメインドリブンデザイン(DDD)をついに入手

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

もう原著が発売されて7年もたつ。
この7年で世の中も、業界も、僕も、あなたも 皆変わったが
驚くべき事に、この本の内容は廃れていない。

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

原著が出版されるや、ソフトウェア開発の分析/設計の英知の結集と言われた。
持ってるだけで、知力+5ぐらいの効果があるだろう本が、このDDDだ。
しかし500ページ以上に及ぶ長大な洋書であり内容も非常に高度であるため、
「読みたくてしょうがないけど時間も労力もかけられない」というジレンマを抱えた
「DDD難民」と呼ばれる人種を世の中に生み出したソフトウェア本の中では希代の本だ。


かく言う私も「この本を読むだけで世界のトップSEの仲間入りだ!」と下心のみで、
出版されて直ぐに購入し読み始めたのだが、何度も何度も挫折してきた。
ここ数年は本棚の中でも最も重要な書籍の欄で、この本の便利なオプション機能であるブックエンド機能だけを享受してきた.


その翻訳本が発売されて手元に届いたわけだ。これは昼間だろうが仕事が詰まってようが祝杯を上げるしかない。



ドメインモデリングとは、現実世界をソフトウェア化可能なレベルまで
シンプル化して理解/共有するための手法だ。

この本では、ドメインモデリングの経験とノウハウが
実際に著者エリックエヴァンスが経験した(であろう)エピソードと共に
記されているのだが、教科書のように分類と整理によって味気なくなった
文章ではなく物語として成立していて、それでいて体系的なのだ。


帯には、業界の有名人が絶賛する言葉がならぶ。
・「徹頭徹尾有用な書籍」
  IBM 榊原 CTO
・「生活世界(ドメイン)に根ざしたソフトウェア開発を立ち上げるためのパターンランゲージ
  豆蔵 羽生田CTO
・「オブジェクト指向設計活動の最終形」
  チェンジビジョン 平鍋 代表取締役


豆蔵の羽生田さんがパターンランゲージと呼んでいるように、
この本の知識要素の一つ一つには名前が付けられていて、
デザインパターンのように、設計者に思考のヒントを与えてくれる。


答えではなく、ヒントを与えられることは
「授人以魚 不如授人以漁」(魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなさい)
の通り、一生の力になる。


さあ、この本は絶対に読了するぞ。