レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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大不況の中でどうあるべきか。

結果が出てないときにどうであるべきなのか。どういなくてはいけないのかということが大事になってくる

イチローWBC胸のうち明かすを写経 - 山本大の日記

イチローの言葉が刺さります。


経営者の端くれとして大不況の中であっても、
会社を守り、社員さんの生活を守るという
責任の重さを感じています。


僕らの会社は顧客満足と開発者満足を両立させて、会社の満足度にしたいと思っている会社です。
社員さんを家族も同然だと思っているからこそ、全力で守らなくてはなりません。
今いる社員さんを第一に考えるべきだと思っています。


このブログを見て、僕らの会社に興味を持ってくれる人が結構多くて、
さらに嬉しいことに、ブログを見たと言って入社を希望してくださる人もいらっしゃいます。
本当にありがたい気持ちで、やっていてよかったと感じます。


でも実は、喉から手が出るほどほしい人でも、泣く泣くお断りしている場合があります。
関西圏の経済状態は酷いアリサマだからです。
ソフトウェア製品は売れず、既存顧客は契約終了し、新規プロジェクトは始まらない。という封鎖状態が、如実に現ています。
既存プロジェクトも徐々に完了したり、凍結したりといった状況です。


この状況は、当然我々の会社だけではなく、
3月末で現場を去っていく他の会社のエンジニアさんに話を聞きましたが、
だれも次の仕事は決まっていないと言います。
我々の会社は、高い技術力を売りにしているため、まだ耐えている方だと言えます。


ただ、そんな中でもチャンスはあります。
例えば1つ、とてつもない経歴を持つあるセールスエンジニアさんに入社いただくことになりました。


SunやMS、SGIなどの有名企業でエバンジェリストやセールスエンジニアを経験し、
すばらしい業績を残したエンジニアさんで、我々のような小さな会社にはもったいないほどの人です。
縁があって入社いただけることになりました。


先日、その人を囲んで役員と一部の関係の深いメンバーのみで歓迎の会を催しました。
話を聞いてみると、ビジネス感覚とエンジニア魂を併せ持った人で、
顧客を大事にすること、技術の面白さを大事にすることなど向いている方向が同じでした。
また、温和でありながら技術や仕事の話になると、とても楽しそうに話してくださいます。


技術を楽しむことを大事にする感覚も、僕らの方向性にマッチしていると感じました。


僕らの会社に足りない1つのピースがはまった感じがありました。


東京の人で、関東を中心として活躍していただく人なので、
まだ他の社員さんもしばらく会う機会が無いのですが、早く紹介したいです。


もしも不況でなければ、このような人に入社してもらうことは出来なかったと思います。
こういうチャンスもあるんだから不況でも諦めない。


前で決して下を向くこと無く、いち早く球場に出てバットを振り続けてきたイチローのように、
乗り越えるために、やれることをやり続けなくてはならないと思います。