レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

保守のカッコよさ

このブログを現プロジェクトのリーダー女史が見ているということを聞いて、やたらドギマギした。
実名ブログだし、もうしかたない。大きな嘘はあんまりないから開き直ってる。*1

ドギマギついでに、このリーダーさんについておべんちゃらをつかってみるエントリを書いてみよう。


リーダー女史は僕よりもいくつか年下の女性ではあるが、性別・年齢など関係無しに見習うところのある部分がいくつもある人だ。
彼女の主業務は保守である。その中でも最も忙しい人の一人で、ぜんぜん捕まらない。
特に3月だからと言うのもあるだろうけど、日中はジャックバウアー並に忙しい。
引っ切りなしに対応が入って本当に大変そうだし、よくこなしてる。


特筆すべきは、顧客との対応方法である。経験は3年ほどだということだが、なかなかそうは見えない。
300ページを余裕で越えるエビデンスをたったの2時間でチェックして
顧客へのプレゼンとして、たった15分で必要十分な説明にまとめたことはすばらしかった。


このスキルがみじかい経験の中で身についた理由は、保守業務で経験を積んでいるからだと僕は考えている。


僕も一時期、保守担当をしていたことがあるが、保守という仕事について僕のイメージは、
ソフトウェア業界のサービスの最前線
である。


保守エンジニアは、顧客からの重要度も高く、信頼感も必要だ。
顧客業務について、顧客と対等に近い深さで理解することを求められる。
改修やデータパッチには本当に神経を使うし、顧客と直接やり取りをするので人間関係も難しい。
スケジューリングできない突発的な対応が毎日のように入り、その中に案件が生まれていく。
これぞソフトウェア開発サービスだと思う。


そこで得られるノウハウは、間違いなくあらゆる分野で応用可能なノウハウだ。
言語やフレームワークAPIの知識よりも、実践的で奥深いノウハウが得られる。
何よりもソフトウェアサービスの意義を肌身で感じられる仕事なのだ。
保守エンジニアも、もっと高い地位を得てよいと思う。


ITエンジニアの中でも、一番高い給料取りのITコンサルタントというジョブは、
保守の経験なくしてクラスチェンジはできない。


つまり、保守はかっこいい。

*1:気を悪くするところがあったら御免なさい。