レベルエンター山本大のブログ

面白いプログラミング教育を若い人たちに

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ソフトウェア開発におけるプロジェクト運用の問題点

以下転用。見事な風刺。


・顧客が説明した要件
「他社に無い高性能なブランコを頼むよ」「能力三倍でガガっとこんな感じで」「システムよくわかんないんだよね」
・プロジェクトリーダーの理解
「承知いたしました」「しかし3段なんて無理だと私だからこそ気付ける。1枚板こそ肝要」「ブランコって枝からぶら下げて…こんな感じだっけ」
「初めての分野で細かい仕様判らんからなあ」「精査はアナリストに任せよう。ブランコこがせたいのであとはヨロシク!」
・アナリストのデザイン
「分析の結果、これでは漕げません。リーダーの目的仕様を満たすため邪魔な幹を除いて…」「ありゃ倒れるか?支柱を…」
「なんとしてでも今のままブランコが動けるように!」「ふぅ、作業要件定義の数も増えたしプロジェクトっぽくなってきたかな」
プログラマのコード
「なになに?ええと設計書によると… ブランコ板とロープが接続され、ロープが二本で木に接続、か…」「うん、仕様通りだ。エラーも検出されない」
・営業の表現、約束
「当社は業界のリーディングカンパニーとして最高のソリューションをもってお客様にご満足頂ける超一流のクオリティのITガバナンスに根ざしたコアコンピタンス
支える戦略的でスケーラブルなビジネスプロセスを進化させる真の統合をサポート…」
・プロジェクトの書類
「えっ、後回しって1枚もまだ書いてないの?」
・実装された運用
「ええと…リリースに間に合ったのはとりあえずこれだけです」
・顧客への請求金額
「新聞で叩かれたあとやたら額下がったね?」「去年と同じ運用なのに」「え?ここ別料金?」
・得られたサポート
「ここから先は追加インシデントが必要です」
・顧客が本当に必要だったもの
「ぶら下がって遊びたいなら…」「パンダ様もこれで十分満足されてますよ」